学校法人 大覚寺学園 嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学

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イベントスケジュール

「三宅章介×藤本秀樹/1973→2017」

日 時
2017年2月28日(火)〜 2017年3月19日(日)
12:00~18:00、

※3月6日(月)、3月13日(月)休館
会 場
嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 附属ギャラリー
ともに本学名誉教授である三宅章介氏(元京都嵯峨芸術大学教授)と藤本秀樹氏(元京都嵯峨芸術大学短期大学部教授)の展覧会を開催します。
両氏はともに2016年3月に長年勤務していた本学を定年退職し、現在は非常勤講師として学生の指導にあたっておられます。退職記念展でもある今回の展覧会は、1973年から現在までの両氏の作品を一堂に集めた貴重な内容となっています。

■展覧会のテーマ
三宅章介と藤本秀樹は’70年京都市立芸術大学に入学しました。折からの全共闘運動は大学そのものの存在意義を問うものでしたが、芸術もまた、その意味が問われていました。コンセプチュアル・アートの洗礼を受けた二人はともにストイックな表現をめざします。やがて’80年代なかば、突然、時代の潮流は反転、表現主義的傾向が復活します。藤本はこれを機に自らの遊戯的衝動に忠実であろうとし、これに反発した三宅は自己と外界の媒介項(メディア)へと関心を向けます。この二つの志向は時に反転図形のようなダイナミックな様相を呈し、時に二つの消失点として、造形表現の奥行きの深さを感じさせます。

■三宅章介 MIYAKE Akiyoshi
(略歴)
1950 神戸市生まれ
1972、89、90、95 OURWORKS展
1974 大阪府民ギャラリー開館記念展(大阪現代美術センター)
1976 嵯峨美術短期大学(当時)専任助手
1974、75、77、79、80、81、83、88 個展
1997 第5回プリンツ21グランプリ展(準グランプリ)、大阪トリエンナーレ1997-版画
1998 ‘98京都美術工芸展(優秀賞)
1999 1999京展(京展賞)
2000 さっぽろ国際版画ビエンナーレ(スポンサー賞)、クラコウ国際版画トリエンナーレ2000
2016 定年退職
(専門分野) コンピュータを用いた絵画制作、メディアアート

■藤本秀樹 FUJIMOTO Hideki / 山田真屋YAMADA Maya
(略歴)
1950  兵庫県生まれ
1976 嵯峨美術短期大学(当時)専任助手
1974~1985 藤本秀樹名義にて作品発表、個展
1989 より山田真屋名義にて作品発表
1989 京都デザインコンペ`89(銅賞/日図会館) 
1990 JACA/日本イラストレーション展`90(伊勢丹美術館)
1991~2002 個展(山田真屋のイラストレーション)
1993 T−BRAIN/テクノアート大賞コンペ(入賞/東京国際美術館)
1998 EPSON Colorimaging competition(勝井三雄賞)
1998 文化庁メディア芸術祭98 
2007 ~ 山田真屋のC-drawing 個展
2016 定年退職
(専門分野) イラストレーション、コラージュ&ドローイング(デジタル、アナログ)
料 金
入場無料
問合先
山本直樹(京都嵯峨芸術大学准教授) naoki-yamamoto@kyoto-saga.ac.jp
神谷三郎(京都嵯峨芸術大学短期大学部准教授) sabro-kamiya@kyoto-saga.ac.jp
「三宅章介×藤本秀樹/1973→2017」1