学校法人 大覚寺学園 嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学

Department
大学 造形学科

  • 日本画・古画領域
  • 油画・版画領域
  • 複合領域

複合領域

  • 彫刻

    素材と向き合い、自分を磨きこむ彫刻を制作する。それは、三次元の空間に、確固たる実体をつくることを意味します。有形無形の文化財が数多く存在する嵯峨嵐山。その環境が五感を磨き、確かな表現力を身につけさせます。

  • 陶芸

    陶芸は、人の手に親しみやすい自然の素材「土」から生まれる芸術です。京都には、歴史的に洗練された豊かなやきもののバックグラウンドがあります。伝統を己のものにしながら、次世代のスタンダードを探究しましょう。

  • 映像・メディアアート

    電子機器やメディアテクノロジーを駆使して、既存の枠にはまらないインスタレーションや映像表現などの最先端芸術を学びます。嵯峨嵐山の自然や建築をステージとして活用しながら、新しい表現の研究も行っています。

複合領域の特徴・特色
01.少人数だから、制作スペースが広い。
領域の人数は10~15名と少人数。学生一人ひとりに広い個人制作スペースが与えられ、思う存分制作に打ち込むことができます。学生の個性や志向を熟知した教員のアドバイスがマンツーマンで受けられる、恵まれた環境です。
02.本格的な制作工房がある実習棟
彫刻では石彫、金属、木彫の各工房を有し、陶芸では、電気窯、ガス窯を有する工房があります。メディアアートでは音響も含めた空間アート表現を可能とする専用のスタジオを有し、学生の作品制作を支えています。
03.入学後に選べる学びのカテゴリー
1年次の大半は、表現の基礎となる基礎造形力の獲得に主眼を置くとともに、思考力やコミュニケーション力までクリエイターとしての土台を作ります。2年次より自分の志向に沿った表現に特化し深めてゆきます。
カリキュラム概要
素材、工程、表現すること、表現できることを考えます。
造形の基礎を幅広く学び、それぞれにあった分野の基礎を学びます。
さまざまなジャンルの表現を学びます。
彫刻工房:基本的な素材体験、加工法の基礎
陶芸工房:ろくろ、手びねり、型成形技法の基礎
メディアアート工房:サウンド基礎、映像制作、現代芸術再制作
2年次で学んだ多様な表現を各自の問題意識に沿って展開していきます。
4年間の集大成として自由制作、卒業制作に取り組み、自己表現と素材・技法の高度な調和を試みます。
卒業後の進路

クラフトにかかわる人からアート、デザインの分野で活躍する人まで幅広い活動領域があります。工芸作家やプロダクトデザイナー、大学院に進学する人、学校教員や学芸員など。また、京都の地の利を活かし伝統工芸の世界で活躍する人もいます。

将来の職業像
彫刻家/陶芸家/工芸作家/造形作家/フィギュア作家/舞台美術製作者/佛師/雑貨デザイナー/ディスプレイデザイナー/メディアアーティスト/ゲームデザイナー/写真家/映像作家/アニメーター/サウンドクリエイター/教員/学芸員/企業就職(企画、制作、広報、営業、販売、事務)他
学生作品

SCALE UP

#01 東山葉月
「クジラ」

東山が作る彫刻のモチーフのほとんどが動物である。しかも鉄で作ることが多い。鉄という素材は、その生成過程において、多大な熱を使い溶解、圧延等を繰り返してできる素材であるから、一見冷たく見えるがその内在するエネルギーは多大。それを東山自身が、更にバナーで焼き、鎚で叩き変形させ、溶接で組立てるのである。今回の作品はゴンドウクジラ。原寸の約3分の1。2、3 メートルのクジラの上半身が海中から空中にブリーチング(飛躍)した姿を造形している。その大きさと躍動感、鉄という素材の内包する圧倒的な質量とエネルギーによって、見る人に熱く強く感動を与えたのだろうと想像する。次なる展開を期待している。

SCALE UP

#02 北村 瑞希
「彩壺」

本作品は、技法的には、排泥鋳込みと呼ばれる、もともと量産のために開発された型成形技法の一種を駆使して制作されている。同じかたちを繰り返すことができるというその特性を活かし、展示全体の強いリズム感を生み出すことに成功している。さらに特筆すべきは、表面に彩られたパターンの催眠性である。風物の文様化という工芸のクリシェから軽やかに逸脱することができている点は、怖いもの知らずという面もあろうが、実に爽快である。

  • 受賞平成24年度本学制作展 教育後援会奨励賞
  • 素材
  • サイズ(各)25.5×18.7×18.7cm

SCALE UP

#03 福井 翔子
「undulate」

鏡を砕いて大きさの違う断片によってオリジナルのミラーボールを自作し、漂うクラゲの映像を投影しています。テントの内幕には、大きさの違う鏡の反射のなかに泳ぐクラゲの映像が投影されます。鑑賞者は揺れるように輝く光と漂うように海の中を泳ぐ生き物たちを体験することが出来ます。人工物と自然物の一体化をテーマに制作された作品です。