学校法人 大覚寺学園 嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学

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University Introduction

理事長挨拶

共に学び、育み、伝える

学校法人大覚寺学園 理事長

堤 大恵 つつみ たいけい

 学校法人大覚寺学園は、昭和46年(1971年)、風光明媚な嵯峨野の地に「嵯峨美術短期大学」として開学しました。その母体である大本山大覚寺は嵯峨天皇ゆかりの歴史的寺院であります。嵯峨野にあり、御所風のたたずまいと、平安王朝の雅びな雰囲気を今に伝えております。大覚寺が始祖と仰ぐ嵯峨天皇そして宗祖弘法大師の文化に対する考え方は、大覚寺や大覚寺学園にも受け継がれています。当学園の「教育憲章」には「やわらかな感性」「ゆたかな美意識」を育む旨を記しています。自然と文化の調和を体感できるこの嵯峨野の地は、心を豊かにし、芸術性を高めることができます。古くから継承されてきた伝統精神を大切にしながらも、革新的思考と創造力との融合をはかり、社会の発展に貢献できることを願っております。

 「美」すなわち「美しい」という言葉は、世界中の他の国々にはない、日本語でしか表現することのできない至極な表現です。「嵯峨美」は、美術• 芸術を志す多くの若者たちの未来のために全力で走ってまいります。
 「平安の文化サロン」でありました嵯峨野の地で、「現代の文化サロン」として蘇った「嵯峨美術大学」「嵯峨美術短期大学」に対しまして何卒ご理解を頂きたく存じます。伝統的な美術表現からコミックアートに代表される革新的なビジュアルアートまで、幅広い知識と技術を学びたいとお考えの若き皆さん、このすばらしい嵯峨野の地で共に学び、共に育み、共に伝える自らの未来を、自らの夢を、自ら切り開いてみませんか。

学長挨拶

探求の先の歓喜を体験しよう

嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 学長

江村 耕市 えむら こういち

 嵯峨嵐山はとても魅力的なところです。観光のハイシーズンには大勢の観光客が訪れます。その場に立って、ある人は景観の美しさに心惹かれ、ある人は連綿と続く人の営みに関心を抱き、ある人は何らかの問題を見出します。眼差しは人それぞれです。あなたの関心ごとはあなたのものです。嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学は、美術・デザインを学びたいというあなたの思いに応えられるように準備をしています。嵯峨野という地で歴史ある大覚寺を設立母体として54年積み上げてきた教育の実践をベースに、残酷な現代社会と向き合いながら、あなたとの対話を通してあなたの思いに寄り添います。

 学園は出会いの場です。それぞれのルーツを持った千数百人の学生が、賑やかな市内から少し離れたここ嵯峨野で学んでいます。専門領域の異なる学生がすぐ隣にいます。他学科の教員の声も聞こえてきます。興味深い歴史や新しい解釈、知らなかった情報や新技術との出会いがあります。同級生、先輩、教職員との出会いがあります。それらとの出会いを観察して、そこでのやり取りに耳を傾けて、疑いながら、刺激を受けて、あなたとしていろいろと行動できる場です。
 学園は探求の場です。美術・芸術という正解がない世界で新しい問いを発信するところです。これは簡単ではないけれども、難しいからこそおもしろいのです。ああでもない、こうでもないと失敗を積み重ねましょう。友と一緒に汗をかきましょう。その探求の先に芸術が生み出す歓喜との出会いがあります。さぁ、一緒に歓喜を体験しましょう。

理念・教育憲章

芸術の力を究める。

本学は歴史ある神社や仏閣、街道にめぐまれた嵯峨・嵐山の地にキャンパスを設置しています。環境は芸術にとって重要な役割を果たしています。これほど美しく多様な四季の変化を身近に眼で楽しめる環境にある美術大学は、日本国内でも稀でありましょう。歴史と自然が練り上げた場の力、あるいは創造を後押しする空気にめぐまれた環境が本学の誇りです。フレンドリーな先生、職員、先輩。独自の雰囲気をもつ社会人や外国人留学生。こうした身近なひととの交流も、あなたの内面に湧出する「芸術の力」の自覚を助けてくれます。この嵯峨の地でホンモノの「芸術の力」に触れ、あなたの夢を可能な限り大きく実現して下さい。

教育憲章
建学の理念
大覚寺が始祖と仰ぐ嵯峨天皇ならびに宗祖弘法大師の思想と実践に学び、その精神を現代の高等教育に活かすべく、広義の芸術教育を通じて創造性と人間性の涵養に努め、豊かで平和な社会の実現に貢献できる人材を育成する。
学園の使命
国際文化都市京都にあって、自然と文化の調和を体感できるここ嵯峨野に確固たる芸術教育の拠点を築き、わが国の芸術文化の振興に寄与するとともに、積極的な社会貢献を果たすに足る知識と技術をそなえた、創造的で感性豊かな表現者、文化デザイナーを養成し、広く国際社会に送り出す。 そのため本学園に嵯峨美術大学大学院、嵯峨美術大学、嵯峨美術短期大学を置く。
学園における芸術教育の目標

やわらかな感性、ゆたかな美意識、かけがえのない自分

  • 学ぶ者の個性を尊重し、美的感性の伸展をめざす
  • 芸術文化領域における伝統と革新の融合をはかる
  • 地域に根ざし、地域社会の発展に貢献する
学園が育成しようとする人材
  • 伝統的な芸術表現と様式を学び、これを現代に活かす人材
  • 先端科学技術を駆使し、芸術表現に革新的領域を切り開く人材
  • 豊かで文化的な生活環境を総合的視野から企画・構想・設計する人材
  • 地域文化の掘り起しと活性化を通じて社会の発展に貢献できる人材