研究および制作活動の報告
2018年10月 日本観光研究学会第31回全国大会(江戸川大学)
スペイン・バスク自治州サン・セバスチャン「美食世界一」戦略による観光地域づくり
スペイン・バスク自治州サン・セバスチャンは「美食世界一」戦略を地域全体で推進している注目すべき地域である。洗練された「食」から庶民的で気軽な「食」に至るまでを「美食世界一」戦略として多くの観光客を集め、成功している優れた事例を検証し、考察した。
2016年10月 日本国際観光学会第20回全国大会(亜細亜大学)
地域の日常を活用する、ゆるやかなマーケティング戦略による観光地域づくり―青森八戸の事例より―
B-1グランプリの仕掛け人から学ぶ、観光資源が乏しい地域の、逆転の発想と、自らの強みの分析による、絶妙なマーケティングにより、地元の「あたりまえの食」を、グルメとしての視点(グルメツーリズム)だけではなく、「食」のエンタテインメントへと発展させた八戸広域推進協議会と八戸せんべい汁研究会の取り組みを中心に、検証と考察を行った。
2015年10月 日本国際観光学会第19回全国大会(流通経済大学)
インドネシア・バリ島のサスティナブルな“芸能”による観光地域づくり―ウルワツ・ケチャの事例―
バリ島において観光用に演じられている数々の芸能のなかでも人気のケチャ公演を行っている村への取材により、村の持続可能な観光戦略を探ることにより、リゾートアイランド・バリ島の新たな観光局面について考察を行った。
2020年2月10日発刊(晃洋書房)編著:中村忠司 共著:小畑博正
人はなぜ食を求めて旅に出るのか フードツーリズム入門
第3章 地域の日常と食が紡ぐ旅 ベルリンの地域の日常としての食、サン・セバスチャン世界一の食、そして八戸、せんべい汁と横丁文化の街を紡ぐ旅により、私が旅に出る理由を紐解く。
2013年12月 日本観光研究学会第28回全国大会(松陰大学)
「教育で地域を興し、文化で産業を興す、沖縄発感動創造型観光の挑戦―タオファクトリーの活動事例から―
沖縄において、文化観光で新たな取り組みを実践しているタオファクトリーという組織の活動から地域のアイデンティティを形成するこれからの観光まちづくりについて考察した。