学校法人 大覚寺学園 嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学

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University Introduction

教員紹介

小畑 博正    おばた ひろまさ
OBATA Hiromasa

嵯峨美術大学芸術学部 デザイン学科 観光デザイン領域 教授
hi-obata@kyoto-saga.ac.jp

小畑 博正
担当科目 観光デザイン概論、観光文化論、世界遺産論、京都プロジェクト、都の美を観る、導入ゼミ、デザイン専門演習Ⅰ・Ⅱ、くらしと経済、コミュニケーション論ゼミ、観光政策論特講(大学院)、企画プロデュース論(大学院)
専門ジャンル 観光デザイン、観光文化、観光社会、観光芸能、海外地理
学位 大阪市立大学大学院創造都市研究科修了(都市政策修士)
研究および制作テーマ フードツーリズム(スペインバスク自治州)、ダークツーリズム(ドイツ・旧東ベルリン)、ノンバーバルパフォーマンス
著書(共著)「人はなぜ食を求めて旅にでるのか フードツーリズム入門」第3章 地域の日常と食が紡ぐ旅ーベルリン、サン・セバスチャン、八戸ー (2022)晃洋書房
学会・団体 日本観光研究学会、日本国際観光学会、日本フードツーリズム学会(理事)、旅行ビジネス研究学会、京都文化観光研究会、京都府八幡市やわたブランド審査委員会委員長委嘱、滋賀県歴史文化遺産ガイド養成講座講師委嘱
メッセージ

私の授業は観光というフィールド行われていますが、社会、経済、文化など様々なフィールドとも密に絡み合い、繋がりをもって、取り組めるところが魅力だと思います。
様々な探求フィールドから創造の源となる多くの気付きを得る機会となるでしょう。
私は長年、旅行会社の最前線ビジネスに携わってきました。その経験を志ある皆さんの少しでもお役に立てればと思っています。

作品および活動に関する写真
研究および制作活動の概要

海外渡航歴300回を通して、世界の様々な観光資源を視察、調査した知見をもとに、「視野を世界へ、そして視点を地域へ」日本の観光の未来を創造する研究を現場主義で実践しています。

略歴
2015年~現在
<観光研究者として 神戸山手大学非常勤講師>
「観光まちづくりにおける新しい公共の役割」2015年3月 『中村学園大学紀要第47号』別冊p.159-167 佐賀県・武雄市の九州オルレを事例とした観光まちづくりにおける、公共の新たな役割の考察を行った。「共著」中村学園大学短期大学部 渡邉公章教授

<新潟経営大学観光経営学部教授>
「地域アイデンティティを核とした持続可能な観光資源の高度な活用プロセスースペイン・バスク自治州サン・セバスチャンのガストロノミーを事例として」2018年3月 『新潟経営大学紀要第24号』p.77-88 食による持続可能な観光資源を活用し、観光大国スペインにおいて驚異的な集客を誇るバスク・サン・セバスチャンの取り組みを解明した。

「シリアルイノベーターによるコミュニティ型地域イノベーション―青森県八戸の取り組み―」2018年3月 『新潟経営大学地域活性化ジャーナル第24号』p.83-86 B-1グランプリ発祥の地での地域が一体となり、楽しみのなかで取り組んできたコミュニティ型地域づくりについて考察した。

<嵯峨美術大学芸術学部デザイン学科観光デザイン領域教授>
ダークツーリズムにおける観光資源の創出プロセス―旧東ドイツ「オスタルギー」を事例として― 2020年3月 『紀要 第45号2020年嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 p.45-55』 ダークツーリズムとして、旧東ドイツ関連施設や意匠が「オスタルギー」という概念をまとった新しい観光資源として賑わいをみせている現状を事例とし、観光資源創出のプロセスを考察した。
2009年~2017年
日本旅行<おもしろ旅企画ヒラタ屋プロデューサー>
ナニワのカリスマ添乗員と称される平田進也氏を中心に立ち上げられた社内プロジェクトのプロデューサーとしてこれまで数多くの自治体や観光関連機関との地域活性化に関するツアーやイベントおよびマスメディアへの企画、発信を手掛ける。同時にこれらの活動が企業の強力な広報宣伝としての武器となっている。これまで様々な自治体、その他機関とのタイアップを実施。2010年11月実施「岩崎宏美プラハ・ドボルジャークホールコンサート」の実施(現地日本人、チェコ人1,100名、ツアー100名、計1,200名の日本チェコ友好交流を手掛けた。2010年にはそれまでの様々な活動が評価され、ヒラタ屋チームとして、JATA(日本旅行業協会)ツアーオブザイヤー審査員特別賞受賞。その後も地域活性化活動を中心に、自治体シンポジウム(関西の航空需要拡大について考える:兵庫県主催)や大学での特別講義(神戸夙川学院大学、和歌山大学)、その他テレビ東京「ガイヤの夜明け」読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」等へ出演多数。
2004年~2009年
日本旅行<メディアを活用したツアー造成販売>
当時、絶頂を極めていた韓流ドラマをテーマとした様々なツアーを造成、販売した。現地韓国の芸能プロダクション等と直接交渉し、韓流スターからみの現地ツアーを数多く造成し、過去最高のツアー送客実績を上げた。具体的には韓国・済州道が地域を挙げてドラマ誘致に取り組み、道の地域活性化に大きく貢献した。ペ・ヨンジュン主演ドラマ「大王四神記」ロケ撮影現場見学ツアーで関西から2,000名の送客実績を上げた。
1999年~2004年
日本旅行<教育旅行マーケティング&プロモーション>
海外修学旅行のマーケッティングを手掛け、オリジナルの修学旅行プランを数多く造成した。
特にタイ・東北部イサーン地方の観光局および国の観光機関の中核であるタイ国政府観光庁と連携し、タイ東北部ナコンラチャシマ・ピマーイへの企画として、学生ボランティアが地域の遺跡を保存するための取り組み「ピマーイナイト」(遺跡での古代ショー)を、連携して日本の高校へプロモーションを行った。(大阪府下および兵庫県下2003~2004年修学旅行実績計13校)通常の観光素材ではない、学生ボランティアと遺跡保存活動というソフト面での取り組みで、その地域の活性化に貢献し、国際理解と民間交流にも寄与した事例となった。
あわせて高校生向けのタイの体験学習素材としての多文化理解ハンドブック「THE KINGDOM OF THAILAND」をタイ国政府観光庁から発行に協力した。
国内修学旅行では大阪の一つの文化である「コリアタウン体験学習プラン」を造成し実践展開した。
研究および制作活動の報告

2018年10月 日本観光研究学会第31回全国大会(江戸川大学)

スペイン・バスク自治州サン・セバスチャン「美食世界一」戦略による観光地域づくり 

スペイン・バスク自治州サン・セバスチャンは「美食世界一」戦略を地域全体で推進している注目すべき地域である。洗練された「食」から庶民的で気軽な「食」に至るまでを「美食世界一」戦略として多くの観光客を集め、成功している優れた事例を検証し、考察した。

2016年10月 日本国際観光学会第20回全国大会(亜細亜大学)

地域の日常を活用する、ゆるやかなマーケティング戦略による観光地域づくり―青森八戸の事例より― 

B-1グランプリの仕掛け人から学ぶ、観光資源が乏しい地域の、逆転の発想と、自らの強みの分析による、絶妙なマーケティングにより、地元の「あたりまえの食」を、グルメとしての視点(グルメツーリズム)だけではなく、「食」のエンタテインメントへと発展させた八戸広域推進協議会と八戸せんべい汁研究会の取り組みを中心に、検証と考察を行った。

2015年10月 日本国際観光学会第19回全国大会(流通経済大学)

インドネシア・バリ島のサスティナブルな“芸能”による観光地域づくり―ウルワツ・ケチャの事例―

バリ島において観光用に演じられている数々の芸能のなかでも人気のケチャ公演を行っている村への取材により、村の持続可能な観光戦略を探ることにより、リゾートアイランド・バリ島の新たな観光局面について考察を行った。

2020年2月10日発刊(晃洋書房)編著:中村忠司 共著:小畑博正

人はなぜ食を求めて旅に出るのか フードツーリズム入門

第3章 地域の日常と食が紡ぐ旅 ベルリンの地域の日常としての食、サン・セバスチャン世界一の食、そして八戸、せんべい汁と横丁文化の街を紡ぐ旅により、私が旅に出る理由を紐解く。

2013年12月 日本観光研究学会第28回全国大会(松陰大学)

「教育で地域を興し、文化で産業を興す、沖縄発感動創造型観光の挑戦―タオファクトリーの活動事例から― 

沖縄において、文化観光で新たな取り組みを実践しているタオファクトリーという組織の活動から地域のアイデンティティを形成するこれからの観光まちづくりについて考察した。