- 東京大学大学院人文社会系研究科(文化資源学専攻)、情報科学芸術大学院大学(IAMAS/スタジオ4[メディア美学])修了。
京都芸術センター、文化庁文化部芸術文化課、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、高知県立美術館、京都府京都文化博物館などを経て、2026年より現職。
日本記号学会理事、京都現代写真作家展実行委員などを歴任。
嵯峨美術大学芸術学部 造形学科 准教授
| 担当科目 | 導入ゼミ、現代社会と芸術、現代芸術研究B、メディア技術史、アートマネジメント論、西洋近代美術史、博物館情報・メディア論、博物館概論、博物館展示論など |
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| 専門ジャンル | 芸術学、現代美術(メディアアート)、博物館学 |
| 研究および制作テーマ | メディア考古学・メディア美学の視点による装置の変遷がもたらす知覚の変容と、デジタル以降のイメージのゆくえ、およびメディアアートの保存修復・展示手法に関する理論と実践。 |
メディア・テクノロジーの発達が、芸術の変容や社会の知覚にどのような影響を与えるかを、理論と実践の両面から探究している。
大学に入学したばかりの頃、ICCでのステラークの作品を知り、従来の美術の枠組みを揺るがすメディアアートの特異性に触れたことが、のちにこの分野を専門とするきっかけとなった。学芸員として、文化庁メディア芸術祭京都展『科学者の見つけた詩』(京都文化博物館)や『アノニマス・ライフ』(ICC)、『BEACON 2020』(京都文化博物館)、『再現:ディオゲネス・ウィズ・ア・カメラV』(高知県立美術館)など、メディアアートから写真、近・現代美術にわたるさまざまな展覧会に従事。その過程で、メディア機器の老朽化やOSの変遷に影響を受けるメディアアート特有の保存修復・展示設営における技術的・制度的・理論的課題に関心を持って研究を行っている。
また、明治期の写真と画家たちの関係性や、占領期カラー写真を用いた地域文化資源の分析、さらには歴史写真のAIカラー化がもたらすイメージの真正性への影響など、テクノロジー環境の変化が視覚表現のあり方をいかに変容させるかについても考察を続けている。