第104回 史跡からみた京都の歴史~京の土のなかと土のうえ~ ※終了しました
- 講 師
- 加納敬二氏(公益財団法人 京都市埋蔵文化財研究所)
- 日 時
- 2016年1月16日(土)
14:20~15:50 - 会 場
- 京都嵯峨芸術大学 罧原キャンパス有響館4階 G401教室
京都の市街地は応仁・文明の乱から本能寺の変により、寺社が城として使われ戦場となり炎上し、平安時代から中世の建物はほとんど残っていません。周辺の市街地においても同様です。そのため遺跡の発掘調査は中世以前の京都の歴史を知る上で重要な手がかりとなっています。京都市域には国や府・市の指定による史跡や名勝・天然記念物や遺跡が合わせて約1000ヵ所もあります。史跡は108ヵ所が現在までに指定されています。その中から京都を代表する主要な史跡を時代順に紹介し、京の歴史を掘り下げたいと思います。
講師プロフィール
加納敬二(かのう けいじ) 公益財団法人 京都市埋蔵文化財研究所
1951年京都生まれ。
1976年 公財)京都市埋蔵文化財研究所に入所、以後35年間にわたり、平安京跡、鳥羽離宮跡、長岡京跡などの発掘調査・研究に従事してきた。また嵯峨大念仏狂言保存会の役員でもある。著書には「京都・嵯峨野の遺跡」、「嵯峨野における秦氏の到来時期について」(共著)などがある。
