第98回 法隆寺金堂壁画とコロタイプ ~再現された壁画の下絵になった印刷技術~ ※終了しました
昭和24年の火災により焼損した法隆寺金堂壁画でしたが、コロタイプと呼ばれる精巧な写真印刷を和紙に施し、その上に日本を代表する画伯達が着彩する技法で昭和43年に見事に再現されました。この講座では、法隆寺金堂壁画とコロタイプの関係を中心に文化財保存に貢献するコロタイプ技術の話をさせて頂きます。
講師プロフィール
山本 修(やまもと おさむ) 株式会社 便利堂 工房長
1960年、京都生まれ。1979年、平安高等学校卒業後に便利堂入社。以来36年間コロタイプ一筋で今日に至る。コロタイプで製作させて頂いた主な文化財複製は、蒙古襲来絵詞・一遍上人絵伝・若冲動植綵絵・正倉院文書などがある。
