第79回 京の町が育てた上村松園 ※終了しました
上村松園は近代日本画の中で十指に数えることの出来る画家ですが、その美人画は誰の追随も許さない第一人者です。全国どこへ行っても、松園の作品は人を集め、愛好されます。その彼女の芸術を育て大輪の花に仕上げたのは京の町と京の人々です。彼女の画業を辿り、それを大きく育てていった京の町の姿をお話しします。
講師プロフィール
加藤 類子(かとう るいこ) 元京都国立近代美術館主任研究官
1938年 京都市生まれ。
同志社女子大学英文学科卒業。
1963年 京都国立近代美術館学芸課に入り、1993年から同課主任研究員として美術作品の調査・保存・展示に従事。また友の会を運営する。1998年3月退任後、池坊短期大学教授(特任)。
著書に『私の美術館』(共著)『上村松園画集』(共著)『虹を見る-上村松園とその時代』『京都日本画の回想』『もっと知りたい上村松園』などがある。
