学校法人 大覚寺学園 嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学

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連続公開講座 京の美意識

第118回 「京町家の再生~住み継ぐ暮らし~」 ※終了しました

講 師
小島 富佐江氏(特定非営利活動法人 京町家再生研究会 理事長)
日 時
2018年9月29日(土)
14:20~15:50
会 場
嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 罧原キャンパス 有響館 G401教室
京都のまちなかには戦前に建てられた伝統的な木造住宅が今もたくさんあります。それを京町家と呼んでいますが、京町家は庶民の暮らしの場として京都の生活文化を育んできました。それぞれの家に個性があり、住み継がれている暮らしが息づいています。残念ながら第二次世界大戦後、経済の成長とともに建物も大きく変わり、商売や暮らし方も様変わりしました。
暮らしの変化とともに伝統的な木造住宅である町家も減少の一途をたどっています。家が無くなってしまうとその中に息づいていた暮らしも消えてしまいます。町家の中に育まれてきた暮らしを大切にしながら、今を生きる家として再生していくことが大切なことと考えています。
講師プロフィール
小島 富佐江(こじま ふさえ) 特定非営利活動法人 京町家再生研究会 理事長

祇園祭南観音山の町内に暮らす。明治中期に建てられた町家に暮らし、その立場から、京町家の維持、保全、再生を考える活動にかかわる。
町家に対する理解を深めてもらうための広報を担当し、町家居住者と再生の専門家をつなぐコーディネーター役を務める。
【著書】
1998年 「京町家の春夏秋冬」 文英堂
2004年 「京の町家 丁寧な暮らし」 大和出版