第24回 萬亀楼の生い立ちと今日まで ※終了しました
王都千年の京都で、朝廷の節会などで食された雅やかな有識料理を家業の軸とされてきた京料理 萬亀楼の小西重義氏をお迎えし、京料理の変選と成長、そして将来への展望について語っていただきます。また、生間流式庖丁二十九代家元でもある同氏の、今後の京料理に対する願望もお話いただきます。
講師プロフィール
小西 重義(こにし しげよし) 京料理 萬亀楼
1935年(昭和10年) 京都に生まれる。
1953年(昭和28年) 高校卒業とともに調理の修業に入る。
1967年(昭和42年) 父の死去により萬亀楼を継承。
1971年(昭和46年) 生間流式庖丁二十九代家元襲名。
【京料理 萬亀楼】
享保7年(1722年)、初代は「萬屋」の屋号で造り酒屋を創業。1780年、天明の飢饉で米の入荷が不能に陥り、茶店を営むようになる。その後、料理も供するようになり屋号を「萬亀楼」と改め、現在に至る。また、有識「生間流」を正式に継承し、その伝統技法の中に他の伝統料理の要素も取り入れながら、雅やかな京料理を提供し続けている。