学校法人 大覚寺学園 嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学

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連続公開講座 京の美意識

第32回 天台声明の実唱と今様歌 ※終了しました

講 師
赤松 隆成氏(法住寺 住職)
日 時
2008年3月22日(土)
14時00分~ ※30分前開場
会 場
G401教室(罧原キャンパス有響館4F)
今様歌を大変好まれた後白河法皇は、後世に伝えるために歌集『梁塵秘抄』を編集されました。その特長は声技といわれるように、声を出して長く節をつけて歌うことでした。仏教音楽である声明が歌謡に影響を与えたとも考えられています。後白河法皇ゆかりの寺・法住寺の住職である赤松隆成氏に、その関連性について実唱を混じえながらお話いただきます。
講師プロフィール
赤松 隆成(あかまつ りゅうせい) 法住寺 住職

1947年(昭和22年) 京都に生まれる。
1970年(昭和45年) 同志社大学工学部卒業。
1984年(昭和59年) 天台宗法住寺の住職に就任。
1986年(昭和61年)日本今様謌舞楽会の石原さつき家元により、法住寺にて「今様歌合せ」を再興。
1991年(平成3年) 後白河法皇像造顕。
1997年(平成9年) 「梁塵秘抄を読む会」開催(隔月)。

【法住寺】 藤原為光によって永祚元年(989年)に創立され、後白河法皇の墓所、法住寺陵に奉仕してきた。天台宗の寺院で、明治維新以後は大興徳院を名乗っていたが、昭和30年からは法住寺の名前を継承している。本尊は後白河法皇の念持仏と伝えられ、身代り不動と呼ばれて現在も厚い信仰を集めている。

赤松 隆成