第33回 信仰と菓子 -祈りの変容- ※終了しました
菓子は、古く、信仰の場において、神と人とをとりもつ大切な食べ物とされてきました。菓子文化研究の第一人者として知られる老松 四代目の太田達氏をお迎えし、神仏を祀る上で欠かせないお供物としての菓子について、その変遷と現代社会における変容をお話しいただきます。
講師プロフィール
太田 達(おおた とおる) 株式会社 老松 代表取締役社長
1957年(昭和32年) 京都に生まれる。
1981年(昭和56年) 有職菓子御調進所「老松」四代目として家業を受け継ぐ。
現在、池坊学園教授。京都女子大学・立命館大学・京都精華大学非常勤講師。 NHK「課外授業ようこそ先輩」「今日の料理」などに出演。 食の原点を求めて世界各地を巡る。国内外問わずユニークな茶会を多数開催。
【著書】 共著に『茶道学大系4懐石と菓子』(淡交社/1999年)、『菓子の茶事を楽しむ』(淡交社/2002年)などがある。
【有職菓子御調進所 老松】 1908年(明治41年)北野上七軒にて創業。 有職儀式典礼にもとづく婚礼菓子、茶席菓子を中心に製造。菓子を通して京都の歴史と文化を伝えている。 現在、沖縄県立芸術大学名誉教授、新匠工芸会代表。
