学校法人 大覚寺学園 嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学

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連続公開講座 京の美意識

第51回 古代と現代を結ぶ自然系文化遺産 大覚寺大沢池の保全と継承の物語 ※終了しました

講 師
真板 昭夫氏(本学教授)
日 時
2010年4月17日(土)
14時20分~15時50分 ※30分前開場
会 場
G401教室(罧原キャンパス有響館4F)
1200年前から現代まで唯一生きた自然系文化遺産として持続的に継承されて来た大覚寺大沢池が滅びかけ、その姿を失おうとしていた。大学、大覚寺、華道家が三位一体となってその景観修復プロジェクトを立ち上げた。10年経過しその風景はよみがえり、いま三千本の爪紅の蓮が咲き乱れる。その泥んこプロセスと、この後1200年先にこの風景を引き継いで行く仕組みとその論理について語ります。
講師プロフィール
真板 昭夫(まいた あきお) 本学教授

1949年 新潟生まれ
1973年 東京農業大学農学科卒
2001年 東京大学農学博士
2001年より京都嵯峨芸術大学芸術学部観光デザイン学科教授/観光デザイン研究センター所長

1976年より政策科学研究所、自然環境研究センター、チャールズダーウィン研究所客員研究員を歴任して、アジア太平洋協力委員会エコツーリズム委員会(PECCJapan)委員を経て現在JICA国内支援委員、国立民族学博物館共同研究員、ガラパゴス友の会副会長、また日本エコツーリズム協会設立に参加、現在同協会理事等を務める。1992年より西表島や南大東島、フィジー、ボルネオ等のエコツーリズムの開発に関わる。「大沢池景観修復プロジェクト」代表を2002年より務める。

最近の著書に
『大覚寺大沢池景観修復プロジェクト 古代と現代を結ぶ文化遺産』世界思想社
『観光デザイン学の創造』世界思想社
『文化遺産マネジメントとツーリズムの持続的関係構築に関する研究』国立民族学博物館 がある。

真板 昭夫