卒業生の大道雪代さん(平成7年度・嵯峨美術短大・ビジュアルコミュニケーションデザインⅠ卒業)、田口葉子さん(平成7年度・嵯峨美術短大・絵画Ⅲ卒業)、本学の非常勤講師の神埼順一先生などの写真を集めた写真集「IN KYOTO」が、光村推古書院より出版されました。大道さん、田口さんとも公益社団法人日本写真家協会の会員であり、将来を嘱望される若手写真家として主に京都で活躍されています。

「IN KYOTO」本体価格1,780円+税

(写真)神崎順一・大道雪代・田口葉子・中田昭・宮野正喜・山岡正剛
体裁/ 148㎜×148㎜

京都で活躍する6人の写真家が、それぞれの感性で「京都」を切りとった写真集。
満開の桜、初夏の緑、盛夏の日差し、紅葉の赤、降り積もる雪、そしてまた春へ…。
季節のうつろいとともに変化する京都をバラエティ豊かに写し出す。
これまでになかったスタイリッシュな雰囲気ただよう写真集。
外国の方にも喜ばれる一冊。(光村推古書院HPより)


大道雪代(だいどう・ゆきよ)

1976年、福井県生まれ。
嵯峨美術短期大学(現・嵯峨芸術大学)を卒業後、
写真家・宮野正喜に師事し、社内カメラマンを経て、のちフリーランスとなる。
おもな撮影対象は人物・建築・商品・料理であるが、日本伝統文化である茶道・華道・伝統芸能などに関わるものも得意とするほか、広告・エディトリアルにと幅広くこなす。
平成20年11月に大阪府立弥生文化博物館、同21年4月に京都嵐山アートスペースに於いて、結婚式をテーマとした個展を開催。
公益社団法人日本写真家協会 会員
おもな写真担当出版物は、『仏像彫刻―毘沙門天を彫る』『京都 辻留 季節の煮物椀』『京都いっぴん日用品』『「きもの和こもの』(いずれも淡交社)
『京都女子酒場』『楽しき、愛しき、お誂え(永松仁美著)』(青幻舎)、
『自分で出来る! 服のお直しとリメイクの本』
『手づくりで、かわいい子どものキモノ』(いずれもPHP研究所)など、多数。
『和食の教科書ぎをん献立帖』世界文化社
『IN KYOTO』光村推古書院

出展作品について

シャッターをうつ時、そのときめいた瞬間の音や香りも閉じ込めます。
京都で身を固め、京都の街に文化に風に水に山に、そして人に、教わった日本の魅力。
変わらぬ風土とどんどん進化する伝統文化。おもしろくて、凄すぎる京都に育てられながら、その音や香りを閉じ込めた写真をお届けします。

田口葉子(たぐちようこ)

1975年 大阪府生まれ。
嵯峨美術短期大学(現・嵯峨芸術大学)を卒業後、
写真家・井上隆雄氏に師事。京都新聞出版センターのカメラマンを経て独立。
修行時代は、一麦寮(滋賀県知的障害更生施設)のドキュメンタリーをモノクロで撮影、個展をする。近年は、浄土宗総本山知恩院に通う母と子の光景を広報誌「華頂」表紙で発表。写真展「想う」知恩院サラナ親子教室の光景よりを開催。また、同山月刊誌「知恩」では「京の色いろ」と題して写真と文の連載をする。その他、京都市のポスターや京都新聞・祇園祭特集なども撮影している。
公益社団法人日本写真家協会 会員
出版掲載物
「志士清風録」 「百人一首の京都」中西進著 「京の門」(いずれも京都新聞出版)
「キモノat キョウト」光村推古書院 「祇園祭のすべて」光村推古書院 
「IN KYOTO」光村推古書院
「不在の空」梅原賢一郎著 角川学芸出版 「からだが喜ぶ和だしのスープ」中村新著 世界文化社
「新兵衛の楽と吉左衛門の萩」世界文化社


写真展コメント

描かれ、詠われ、そして撮られ続けてきた町、京都。
底知れない魅力と京都の引力に引きつけられながら、畏れつつも撮影を続けています。京の歳時記を通して垣間見えた光、色、かたち。そこから感じる日本の気配のかけらを求めて、万華鏡のビーズを集めるようにシャッターを押し続けたいと思っております。

写真家で卒業生の大道雪代さん、田口葉子さん、非常勤講師神崎順一先生などが写真集「IN KYOTO」を出されました0