本学の教職課程を履修している4年次生が文部科学省「授業時数特例校制度」を活用した京都市立上京中学校の美術授業に関わり、取り組んでいます。
この「授業時数特例校制度」はカリキュラム・マネジメントに係る学校裁量の幅の拡大の一環として、教科等の特質を踏まえつつ、教科等ごとの授業時数の配分について一定の弾力化による特別の教育課程の編成を認める制度で、上京中学校では、総合的な学習の時間とも関連付けながら「郷土・地域教育」をテーマとして、実際に「堀川商店街」や「桝形商店街」と連携しながら取り組んでいます。
本学の学生は、8月下旬に「桝形商店街を彩る造形物制作」の授業に入り、生徒と交流しながら表現の意図などについて考えるアイデアスケッチ合評会のお手伝いを行ったり、生徒と同じ課題で造形物を制作しながら、自分の発想や構想を見やすくまとめ、生徒に提示する資料を作成したりするなどして授業に協力しています。
上京中学校では近々、学生の造形物と資料を活用した鑑賞の授業を行われる予定です。
- 全国大学造形美術教育教員養成協議会(メールマガジン第63号 ご存じですか?「授業時数特例校制度」:内田隆寿寄稿)
- 京都市立上京中学校ホームページ(関連記事を抜粋)
- 文部科学省ホームページ(授業時数特例校制度)