学校法人 大覚寺学園 嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学

検索

NEWS

大森正夫教授がドイツの公共放送に出演されます。

大森正夫芸術学部教授が出演した下記の番組が、ドイツの公共放送(ARDとZDF)にて放送されます。
この番組は、世界的にも有名な日本の「禅の庭」をテーマにしたドキュメントです。
禅に関しては日本以上に興味を持つ人が多いと言われており、このドキュメントでは、京都や人里離れた山中の禅寺の庭を訪ね、一般的な説明ではない、哲学的な解釈を試みています。大森教授は「龍安寺の石庭」について、現地と大学の研究室でCGなどを使って説明されたそうです。
放送日程は下記の通りです。

放送日

Donnerstag, 06.06.13 2013年6月6日(木曜日)

放送時間

19:30 - 20:15 (45 Min.)
(再放送:6月13日(木)10:30 - 11:15、6月27日(木)15:50 - 16:35)

放送局

ARDとZDF

番組名

Zen Gärten - Erleuchtung in Stein (禅の庭 - 石のひらめき)

番組内容

世界的にも有名な日本の禅庭は、造園芸術の傑作と見なされています。壮大でミニチュアな景観は、樹々や池だけでなく、石や砂も魅了させるのです。この相異なる自然のデザイン手法は、多くの解釈といくつかの不可解さも生みだしています。
日本人の伝統的な精神世界において自然は、極めて重要な役割は果たしており、それゆえに、日本人にとって庭は、高いステータスを築いています。そして、樹々や水で作られた壮大で縮小された景観は、凝縮されたミニマリズムとしても確立されています。禅の庭は自然や装飾芸術の作品以上の存在なのでしょうか?
禅については瞑想(メディテーション)が知られているが、仏教徒には庭の教えがあることを知っているでしょうか? 
龍安寺は、1499年に京都市に創建された寺であり、主な魅力は庭です。おそらく日本で最も有名な禅の庭が、15 世紀中頃に「枯山水」としてつくられたここの方丈庭園です。
このドキュメントは、京都や人里離れた山中の禅寺など、何世紀もの昔の禅の庭を訪ねる旅です。「インスピレーションは、苦しみからの解放である」とブッタは言っています。
ドキュメントでは、日本の庭の作られ方が自然の模倣ではなく特別なものであることを示し、禅の庭が心の救済へと向かうことを提示しています。

参考

http://www.tvinfo.de/fernsehprogramm/sendung/198603198_zen_gaerten/bilder
http://programm.ard.de/?sendung=2872410022763134