「駅ナカアートプロジェクト」とは、「大学のまち京都」、「文化芸術都市京都」で学ぶ学生たちが創作したアート作品を、地下鉄駅に展開することにより、京都の重要な交通インフラである地下鉄のイメージアップと活性化を図るとともに、京都の文化芸術を発信することを目的に、京都市交通局が2011年から実施しているものです。
今年度、嵯峨美術大学からは大学院芸術研究科1年次の米山椋さんが参加しました。
作品は2022年11月18日(金)〜2023年1月13日(金)の期間で太秦天神川駅に展示中です。お立ち寄りの際はぜひご覧ください。

作者:米山 椋さん 嵯峨美術大学大学院芸術研究科1年次
指導教員:宇野和幸教授、江村耕市教授
作品名:この惑星
コンセプト
「この作品は、わたしの気に入らない作品を壊すところから始まりました。やきものはわれものであり、同時に恒久的に存在が残るものです。現状の世界はバラバラと割れ爆ぜてしまい、かけらをひろいあつめながら新たなかたちをさがしている途中なのだと思います。この作品は焼き上げた陶器を破壊することで、どのようなイメージを再構成できるか試そうとしたものです。立体に再成形するのでなく、かけらの状態であることでどのように組み立てていくか試行錯誤している現在の自分や世界のありかたと重ねています。私や人類は再構築していく世界でもがいている最中です。不安定な情勢のなか、それでもバラバラになったものたちはそこに存在している。どうつないでいくかは、これからのわたしたち次第なのだと思っています。」

11/18~1/13 本学学生による「駅ナカアートプロジェクト2022」参加作品が京都市営地下鉄太秦天神川駅で展示されています。0
11/18~1/13 本学学生による「駅ナカアートプロジェクト2022」参加作品が京都市営地下鉄太秦天神川駅で展示されています。1