「LINK展22‐Leeway‐」

会期:2025年9月2日(火曜日)~7日(日曜日)
時間:10:00~18:00(最終日16時まで)入場は閉館の30分前まで
場所:京都市美術館(京都市京セラ美術館)本館北回廊2階

9月6日(土曜日)13時~ 出品作家によるアーティストトーク LINK展会場にて
その他のパフォーマンス等の開催日時はLINK展の各種SNSにてお知らせいたします。

主催:京都リンクプロジェクト
企画・運営:LINK展22実行委員会
後援:京都府・京都市

【卒業生・修了生】
山内雅裕、小柳輝見子、yAs、土手内友昭、岩堀葉、松山彩実、八木仁志、今井 祐美


【コメント】
「Leeway」とは心の余裕・ゆとりを意味する言葉です。また、船や飛行機が風によって針路からずれる ことを示す意味でも使われます。
わたしたちはそれぞれの目的地に向かって進む中で、理不尽な出来事によって道を外れたり、前に向かって進み続ける気力を失ったりしてしまうことがあります。
船であれば荒波によって転覆したり、飛行機であれば乱気流によって墜落したりしてしまうことを避けるために、針路を変更するということが「ゆとり」とも捉えられます。 障壁が目の前に現れたとき、回り道することで「余裕」が生まれ、わたしたちは学び、成長し、人生が 豊かに広がることでしょう。
しかし近年では、最短で目的をクリアするために、あらゆる無駄を削ぐという価値観が高く評価される 風潮が目立ちます。常に緊張感が漂い、他者を許すための心の余裕はなく、間違いやミスを起こしてしま った人を激しく非難する「炎上」という現象も起こっています。
わたしたちが生きている社会の中に非効率なものや異質なものが存在することを、まるでシステム内に 存在する「エラー:error」や「バグ:bug」と同じように捉え、排除しようとする。そんな発想から争い や諍(いさか )いが生まれてしまうのではないでしょうか。
今回のLINK展 22 では、「Leeway」をテーマにした作品を各作家が自らの視点で表現しました。
それぞれの作家の回答を通して、今求められている「余裕」や「ゆとり」とは何か、ご来場の皆様と共に考える機会になれば幸いです。

【9/2~9/7】本学卒業生・修了生が京都市美術館にて「LINK展22‐Leeway‐」を開催されます。0