嵐山・元気の花プロジェクト:0

 ふだんはこんなにも素晴らしい眺望の嵐山が2013年9月16日、近畿地方を襲った台風18号により大きな被害を受けました。しかし、地域のみなさんの力と多くの応援のおかげで渡月橋周辺のほとんどの施設はあっという間に元の姿を取り戻しています。とはいえ、台風の前後に予定されていたイベントは、その多くが中止を余儀なくされました。
 そんな嵐山を盛り上げようと、地元の「嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会」が10月18日から「ありがとう、元気です!嵐山 Go ARASHIYAMA Go!」と題した一連のイベントを企画しました。
 本学もつねに地域の皆様にお世話になっており、「ここで何かやらなくては嵯峨芸の名がすたる!」ということで、「西日本旅客鉄道株式会社嵯峨嵐山駅」のご協力をいただき「旧嵯峨御所大覚寺門跡」と「いけばな嵯峨御流」の二者とともに「嵐山・元気の花プロジェクト」を企画しました。集まってくれたのは本学の「華道」の授業の受講生7名、それに授業を担当してくださっている辻井先生と高砂先生、そしていつも授業のためにお花を届けてくれるお花屋さんの「はな古伝」さん。このメンバーでJR嵯峨嵐山駅の構内に、《壮》と題した大作を生けます。

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 ベースになる枯木を準備し、

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 みんなでレイアウトを考えていきます。

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 だんだん形が見えてきました。

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 緑を加え、

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 彩りを添え、

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 開始から2時間余りで豪華な作品ができあがりました。

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 最後はみんなで記念撮影。
 このお花は明日から約1ヵ月の間、JR嵯峨野線(山陰線)嵯峨嵐山駅構内に展示されます。本学からは徒歩15分ほどかかりますが、途中には明治の文人画家、富岡鉄斎ゆかりの車折神社や、これからの紅葉が楽しみな鹿王院もあります。嵯峨嵐山観光の際に(あるいは本学受験の際の緊張をほぐすのに!!)ぜひ一度ご覧ください。