嵯峨日記をご覧の皆さん、こんにちは!
私は芸術学部油画分野4回生のふじもんです。
ふだん嵯峨日記をほのぼのと見ている私ですが、
今回は日常の一コマをお届けしたいと思います。

四年制油画分野4回生の私の、今日の午後からの実習時間は、
3、4回生合同のドローイングの選択課題でした。
前半は3人ずつグループに別れて今後の制作プランを発表し、
グループ内で意見しあい、教授からもアドバイスいただきました。
私のグループでは、校内に生息すると噂の巨大アリを、
絵具を混ぜたシロップで誘き寄せ、その足跡の軌跡によってドローイングをする、という風に話がまとまりました。
後半は、現地に足を運んでロケです。
生息ポイントに到着すると、すぐさま日本の成人男性の平均身長の
100分の1はあろうかという巨大なアリを発見!

さっそくシロップ絵具を乗せた画用紙を広げるも、見向きもしません。
巨大アリはよく見るアリの2倍近い頭の大きさです。
その桁違いな超アリ的頭脳には易しすぎる仕掛けなのでしょうか。
人間の力を行使して強引に歩かせるも、粘度が高すぎて、
ロボットダンスをしているような動きで歩を進める超アリ。

シロップ絵具の粘度等、改良点はまだまだありそうです。
ひとまず、工房に戻ろうとしたときグループの1人が、魚がいる!と叫びました。
嬉しそうなメンバーの元に見にいくと、深さ3メートル程の水路に溜まった水底に、
体長20センチ程の魚が悠々と泳いでいるのです。
井の中の魚とはまさにこのことです。

ドローイングで息が詰まっていた私たちにとって、魚は格好の肴です。
そこから、ドローイングの時とは比べ物にならないチームワークと技術で、
ハンドメイドの二本の竿が用意され、エサや、バケツなども準備されました。
意気揚々と糸を垂らすも魚は思ったように釣れず、
これでは魚に釣られているのは大学生です。

しばらくすると、水底の奥のほうで赤黒く光る何かが動いているのを見つけました。
あれは!食べればタラバガニの味がするとも言われる、ザリガニです。

釣り糸はテグスを凧糸に替え、エサもするめに交換し、
作戦Z(ザリガニ釣り)に切り替えです。

ザリガニはその両腕の超重量級のハサミで豪快にするめを捕まえようとしますが、
それは私たち叡智を集結させた罠!
歓声とともに釣上げられたザリガニはバケツに移されます。
これではもうただの、バケツの中のザリガニです。

隣の水路も開拓していき、大学内を冒険していた近隣の幼稚園の子どもたちも加わり、
さらに虫網と木材を組み合わせた網もDIYしました。
大量消費社会の縮図がここに表されました。

2010年生まれの子どもは、ザリガニ釣りを経験したことがあるのでしょうか。
興味津々の様子で水面を見つめます。

網で次々と水揚げされたザリガニを、掴んでみるかい?と、
好奇心の度合いを試す意味も込めて聞いてみました。
予想に反して躊躇なくつかむその手には、現代の若者に詠われる「草食系男子」の、
草の一文字も感じさせない男らしさがありました。

日本の未来は思っているよりも明るいのかもしれません。

来週からはまたドローイングの試行錯誤に取り組んでいきます!
それでは!




































