3月7日から開催される京都国際現代芸術祭2015(PARASOPHIA)で、京都嵯峨芸術大学“味と匂い研究会”が、~“馨かおりの都”京とパリが創る5つの香りアート~として、パリのエコール・デ・ボザール(国立高等芸術学院)の学生と本学の学生の共同制作を行い展示します。

京都国際現代芸術祭2015(PARASOPHIA)は、3月7日~5月10日に、京都市美術館をはじめ、京都文化博物館、鴨川デルタ、堀川団地など京都市内の各所で、様々なアート作品の展示やイベントが開催される京都最大規模の国際芸術祭です。

今回のプロジェクト(Perfume Art Project)には、昨年10月本学企画で講演いただいた国際的な美術家の川俣正先生にもご協力いただき、先生が教授を務められるボザールの学生たちとの共同制作も実現しました。

2月24日(火)本学学生と共同制作を行うため、とうとう待ちに待った川俣正教授ゼミのボザールの学生がパリから本学にやってきました!

パリ・ボザールの学生と共同で「香りアート作品」をPARASOPHIAに出品!!:0

川俣正先生、ボザール学校木工担当教授ジェラール先生も一緒にお越しいただきました。
Perfume Art Projectの学生メンバーは前々から準備万端整え、当日もいそいそと準備に余念がありません。

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パリの学生に喜んでもらえるよう、頭をひねって日本のソウル・フード「おにぎり」と、関西人ならはずせないアイテム「たこ焼き」を本学食堂でみんなで作りました。すべて学生企画です。

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川俣先生と学生たちは18:30に到着。大学院生の野中梓さんの歓迎の辞でWelcome Partyの幕が上がりました。

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本学の学生が30人以上、教職員の方々や外部の関係者も含めてたくさんの参加があり、にぎやかで温かいパーティーとなりました。今から本学のアトリエで2週間、仲良く楽しく制作交流をしていきます。

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翌日の25日水曜日。

香りのアート日仏交流制作の初日。緊張の面持ちで集まった学生たち。

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1か月前から京都とパリでスカイプ交流し、作品アイデアを交換し合ってきました。

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今日は20人ほどのメンバーを日仏ミックスして4グループに分け、京都市営地下鉄「太秦天神川駅」と「京都市役所前駅」の2つの駅ナカに各2つずつ展示する作品を共同で作っていきます。

地下鉄の駅での展示は、2013年から造形学科油画領域で実施している『駅中アート』プロジェクトでも実績があります。

今回の作品はどんな感じになるでしょうか。

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言葉の壁は厚いけれど、芸大生の強みは絵が描けること!言葉は通じなくて も、イメージ図をお互いに描きあって、作品内容を決めていきました。

午後からは材料を買いに市内へ。ちょうど行われていた北野天満宮の梅花祭と天神さんにも飛び入り参加し、フランスの学生たちも大喜びで制作に使うアンティークなガラスボトルなどを購入しました。材料がそろったので明日から実際に制作開始です!

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嵯峨日記では、このプロジェクトの様子を順次紹介していきますので、ご期待ください。

(芸術学部造形学科山本直樹准教授、短期大学部岩崎陽子講師)