京都京北を拠点に林業に取り組んでいる井口木材様からの依頼により、京都産の木材を生かした時計の文字盤デザインを、本学の学生が担当しました。
木材の素材そのものの良さを「デザイン」の力によって、より多くの方に伝えるべく、短期大学部美術学科デザイン分野の学生が、授業の一環として文字盤のデザイン画を作成しました。
選考の結果、以下2名の作品が選ばれました。
短期大学部美術学科デザイン分野1回生 後藤 美沙央さん
短期大学部美術学科デザイン分野1回生 井畑 幸栄子さん
2016年1月6日(水)には、本学にて表彰式が行われました。
2名の学生には、木製の表彰状と賞金が授与されました。
さっそく、後藤さんのデザインした文字盤は、井口木材様により試作品としてご持参いただけました。
2人とも商品化を意識したデザインを心がけたそうで、レーザーでの表面加工のしやすさや、シンプルかつ木そのものの良さが生かされるデザインになりました。
商品化ののち、道の駅など地域の特色を発信する場で販売される予定です。
日用品の開発を行い国産木材の需要を拡大することで、日本の山や自然を守ることに繋がるというお話もあり、改めてデザインの可能性の広さを実感しました。
日ごろの学びで培った発想力やものづくりの力が、商品として形になり、手にした方の日常を飾ったり、お土産として喜ばれるところを想像すると、とても嬉しくなりますね。
京都嵯峨芸術大学は、京都に根ざした芸術大学だからこそできる取り組みを大切にしています。
(社会連携・研究支援グループ)