大覚寺、夏の恒例行事「大覚寺大沢池観蓮節」が今年も7月28日(土)に開催されます。
観蓮節(かんれんせつ)とは真夏の早朝に友人と共に飲食しながら蓮の花を愛でる行事で、古くは奈良時代から宮中で行われていました。この行事に本学芸術学部観光デザイン学科3回生(真板ゼミ)が、象鼻杯(ぞうびはい)などさまざまな催しの企画協力で参加しています。また、本学サークル「箏曲の会」も琴の演奏で参加する予定です。
大沢池の天神島や庭湖石を取り巻く様に、一面に咲き乱れる蓮の花の美しさを愛でながら日本の風景の優美さに思いを馳せてみてはいかかでしょうか。


詳細情報


「大覚寺大沢池観蓮節」

開催日:
2012年7月28日(土)

時間:
午前9時30分~午前12時 *受付終了:午前11時30分

場所:
大覚寺大沢池及び五社明神付近

内容:
象鼻杯(古代中国の消夏飲酒法で冷酒を味わう) *他ジュース等を用意
大沢池ガイドウォーク:大沢池周辺をガイド付きでご案内

参加費:
大人/500円(寺内拝観料別) 小学生~高校生/ 300円

問合せ:
大覚寺企画推進課 Tel.075-871-0071

備考:
・定員は設けず、時間制にて開催
・事前申し込み不要で、当日受付のみの対応
・小雨決行


観蓮節(かんれんせつ)とは

真夏の早朝友人と共に飲食しながら蓮の花を愛でる習慣が、三世紀ごろ中国で始まったのが起源とされています。奈良時代初期には日本にも伝わり、主に宮中でこの行事が行われていました。

象鼻杯(ぞうびはい)とは

元々は、中国古代(紀元3世紀頃)の消夏飲酒法です。「象鼻杯」という名は、飲むときの様子が、象が鼻を上げている姿に似ているところから名付けられました。葉の中心に穴を開けお酒を注ぎ、茎の先端から酒を吸って微かな蓮の香りを楽しみながら味わいます。象鼻杯は盛夏の暑さを忘れさせる先人が考えた優雅な夏の行事なのです。


○本学観光デザイン学科 真板昭夫教授のブログでも観蓮節について紹介しています。
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http://akiomaita.exblog.jp/